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正社員358.8千円、非正社員241.7千円——格差67.4

正社員を100としたときの非正社員は67.4。そして意外にも、この格差は大企業ほど大きくなります。

最終更新:2026年7月12日 / 出典:

ANSWER

令和7(2025)年の所定内給与額は、正社員・正職員358.8千円に対し、正社員・正職員以外241.7千円。雇用形態間格差(正社員=100)は67.4です。企業規模別に見ると大企業60.7・中企業69.3・小企業72.7——大企業ほど格差が大きい。大企業の非正社員の賃金は小企業より高いにもかかわらず、正社員がそれ以上に高いためです。

大企業格差 60.7中企業格差 69.3小企業格差 72.7非正社員正社員
企業規模別・正社員と非正社員(男女計・千円/月)。棒が長いほど格差が大きい。非正社員の点(金)はほぼ動かず、正社員の点(墨)だけが右へ逃げていく。
区分正社員・正職員正社員・正職員以外格差(正社員=100)
男女計358.8241.767.4
男性387.4268.169.2
女性304.9218.471.6

単位:千円/月。出典:令和7年概況 第6-1表。

企業規模で反転する

企業規模正社員非正社員格差(正社員=100)
大企業414.1251.560.7
中企業344.4238.669.3
小企業315.0229.072.7

単位:千円/月(男女計)。出典:令和7年概況 第6-2表。

直感に反する数字です。大企業ほど、正規と非正規の差が大きい。

大企業の非正社員(251.5千円)は、小企業の非正社員(229.0千円)より22.5千円高い。それでも格差が大きいのは、大企業の正社員(414.1千円)が突出しているためです。

企業規模プレミアムは正社員に強く効き(大÷小=1.31倍)、非正社員には弱くしか効かない(1.10倍)。大企業に入ることの利益は、雇用形態によってまったく違う——これがこの表の含意です。

計算方法「企業規模プレミアム」の倍率は大企業の値 ÷ 小企業の値で算出:正社員 414.1÷315.0=1.31倍、非正社員 251.5÷229.0=1.10倍。原典の公表値を除算したのみです。

年齢構成という交絡

正社員・正職員正社員・正職員以外差
平均年齢43.2 歳51.2 歳+8.0 歳
平均勤続年数13.1 年10.8 年−2.3 年

出典:令和7年概況 第6-1表。差は本サイトによる算出。

非正社員の平均年齢は51.2歳——正社員より8歳高い。しかし勤続は2.3年短い。

年齢が高いのに賃金が低い。これは、非正社員の賃金カーブがほぼ平坦であることを意味します。実際、非正社員の賃金は30代以降ほぼ横ばい(30〜34歳233.8千円 → 55〜59歳232.5千円)で、年齢による上昇がほとんどありません。

正社員の格差が年齢とともに拡大するのは、このためです。正社員=100とした非正社員の水準は、20〜24歳で82.2、55〜59歳では54.8まで下がります。

産業別で最も格差が大きいのは

「卸売業,小売業」で61.3。正社員374.4千円に対し、非正社員229.5千円です。

よくある質問

Q. 正社員と非正社員の賃金差はどのくらいですか?

令和7(2025)年で、正社員・正職員358.8千円に対し正社員・正職員以外241.7千円。正社員を100とすると非正社員は67.4です(男女計・所定内給与額)。

Q. 非正規雇用の格差は大企業と中小企業でどちらが大きいですか?

大企業のほうが大きくなります。正社員=100としたときの非正社員は大企業60.7、中企業69.3、小企業72.7です。大企業の非正社員(251.5千円)は小企業(229.0千円)より高いものの、大企業の正社員(414.1千円)がそれ以上に高いためです。

Q. 非正社員の平均年齢は?

正社員・正職員の平均年齢43.2歳に対し、正社員・正職員以外は51.2歳です。非正社員のほうが8年高く、平均勤続年数は13.1年と10.8年です。

免責 — 本サイトは公的統計を整理・可視化する情報サイトであり、個別の賃金・処遇・転職・労務に関する助言を行うものではありません。掲載する数値は集団の統計であって、特定の個人や企業の賃金の妥当性を判定するものではありません。 賃金は「所定内給与額」であり、残業代・賞与を含みません。年収ではありません。

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厚労省・令和7年賃金構造基本統計調査
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