あなたの月給は、全国の分布のどこにあるか。厚生労働省が公表しながら、ほとんど引用されない「賃金階級別分布」から算出します。
ANSWER
日本の一般労働者の所定内給与額は、平均340.6千円に対し中央値は296.6千円。報じられるのはほぼ常に平均値ですが、平均は高所得層に引き上げられるため、過半数の人は平均を下回ります。自分の位置は、平均ではなく分布で見てください。
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残業代・賞与を含まない、月々決まって支給される額面。手取りではありません。
YOUR PERCENTILE
金色のバーがあなたの属する賃金階級です。
厚生労働省が公表する賃金階級別労働者割合(令和7年概況 付表3。26階級)に対し、該当階級内で線形補間してパーセンタイルを求めています。最上位階級(1,200千円〜)は上限がないため、便宜上1,400千円を上限と仮定しています(この仮定が結果に影響するのは、上位0.4%に該当する場合のみです)。
この方法は、原典で検算できます。 同じ補間で公表分位数を逆算すると、中央値296.6千円→49.97パーセンタイル、第1・四分位数238.2千円→25.09、第9・十分位数527.3千円→89.77。いずれも公表値(50 / 25 / 90)とほぼ一致します。補間による誤差は約0.2ポイント以内です。
本サイトの「賃金」は所定内給与額(2025年6月分)です。残業代・賞与・一部の手当を含みません。年収ではありません。
賃金の分布は右に裾を引きます。少数の高所得者が平均を引き上げる一方、中央値は動きません。この結果、日本の一般労働者では——
| 区分 | 平均値 | 中央値 | 差 |
|---|---|---|---|
| 男女計 | 340.6 | 296.6 | −44.0 |
| 男性 | 373.4 | 325.8 | −47.6 |
| 女性 | 285.9 | 260.3 | −25.6 |
| 大企業(男女計) | 385.1 | 328.6 | −56.5 |
| 小企業(男女計) | 305.6 | 278.5 | −27.1 |
単位:千円/月(所定内給与額)。差は本サイトによる算出。
注目すべきは差の大きさ自体が、区分によって違うことです。大企業では平均と中央値が56.5千円離れ、小企業では27.1千円しか離れない。大企業のほうが、内部のばらつきが大きい——これは十分位分散係数(大企業0.64 / 小企業0.45)とも整合します。
「大企業に入れば高い」は、平均の話。分布で見ると、大企業は当たり外れの幅が広いというのが正確な描像です。
| 区分 | 下位10% | 下位25% | 中央値 | 上位25% | 上位10% |
|---|---|---|---|---|---|
| 男女計・企業規模計 | 199.9 | 238.2 | 296.6 | 389.8 | 527.3 |
| 男性・企業規模計 | 214.9 | 258.2 | 325.8 | 433.1 | 582.6 |
| 女性・企業規模計 | 185.5 | 215.6 | 260.3 | 320.8 | 405.3 |
| 男性・大企業 | 233.9 | 282.6 | 369.3 | 507.9 | 692.7 |
| 男性・小企業 | 205.5 | 245.2 | 301.9 | 379.0 | 477.9 |
| 女性・大企業 | 190.2 | 225.1 | 276.1 | 352.3 | 456.7 |
| 女性・小企業 | 180.4 | 206.1 | 245.9 | 297.6 | 362.5 |
単位:千円/月。第1・十分位数/第1・四分位数/中位数/第3・四分位数/第9・十分位数。出典:令和7年賃金構造基本統計調査 付表3。
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